音楽理論を理解するメリット 〜理論を勉強する前に〜

このサイトではいろいろなコード進行パターンを紹介していますが、コード進行を語る上で楽曲の「キー(調性)」の概念や「コードの度数表記」については知っておくとメリットが多いので音楽理論について学ぶことはオススメです。音楽理論というとカタいイメージを持たれがちですが、要は音楽上のルールみたいなものですね。

音楽理論に触れる前に、そもそも「音楽理論を理解するとどんなことができるようになるの?どんなことに役立つの?」を主観でいくつか述べてみます。

■技術を吸収しやすくなる

音楽理論の理解が深まると、音楽を「聴く」ことと「弾く」ことを紐づけて捉えやすくなります。

例えば、「シャレた雰囲気にするにはこのコードを使えばいい」とか「こういうコードワークだとブルースっぽくなる」みたいな知見を得やすくなります。作曲観点でも、狙った曲を作りやすくなるでしょう。

また、論理的に解釈できる部分が多くなるので、一度弾いたコードパターンを忘れにくくなると思います。

■キーの変更やカポタストの効果的な使い方がわかる

音楽をやる上で、キーの変更(移調)や、アコギストであればカポタストの使用はつきものですが、音楽理論の基本的なところをおさえておくと上手く対応できるようになります。

ちなみにカポタストはギターに使用するアイテムで、主にキー(またはプレイングキー)を変えて演奏することや、ギターの演奏負荷を軽くすることを目的に使われるものです。キーやカポタストについては後術しますので、読んでみてください。

■アドリブギターを弾くための礎ができる

ロックやジャズの場で行われるようなアドリブセッションでは、ギター、ベース、鍵盤等の音階楽器にはキーやコード進行といったような共通認識のルールを前提に演奏します。音感や特別なスキルがなくてもルールをしっかり理解していればある程度は対応できるようになります。身につけてアドリブギターの礎を築きましょう。

 

以上、何点か音楽理論学習のメリットを綴ってみました。音楽家のしての対応力が広がり、ときには楽器や作曲のスキルを補うことにもつながりますので、是非いろんな記事に目を通してみてください。

YouTube版はこちら。

 

● 音楽理論は音楽の「インプット」と「アウトプット」の両方を助け、音楽家としての対応力が広がる。

コメント