キーは、和名では「調性」と呼ばれます。キーはコード進行を学ぶ上で下地になるルールなので、しっかり掴んでおくことをオススメします!コードワークに応用を効かせていくためには是非キーについて理解を深めて欲しいところ!
■キーとは?
キーは噛み砕いて言うと、その曲で基準となる音や基本の音階を示すもので、曲によって定められている音階のルールとも言えますね。楽曲の途中でキーが変更する(転調)ケースがありますが、基本的には1曲に対して一つのキーがあてられます。キーによって使われるコードも大きく変わり、逆に使われるコードからキーを予測することもできます。
■キーの種類は?
キーは「基準となる音」と「長調か短調か」で定められます。
① 基準となる音
12音の内の一つが基準音になり、この基準音をトニックと呼びます。
(異名同音を別とすると12音ではないですが)
② 長調 or 短調
一般的に、明るい曲調のものを長調、暗い曲調のものを短調としています。長調と短調で、音階のパターンが変わります。また、長調をメジャーキー、短調をマイナーキーとも言います。
■キーの表記
キーの表記は、主にアルファベット表記と日本式表記があります。クラシック畑では日本式表記、それ以外ではアルファベット表記を使うケースが多いです。以下が一例になります。
●アルファベット表記:C, Am など。
「Cメジャーキー」「Aマイナーキー」というような言い方をします。
●日本式表記:ハ長調, イ短調 など。
どちらも意味に違いはありません。このサイトにおけるキーの表記は基本的にアルファベット表記を採用していきます。
■キーという言葉の誤用
キーという言葉は誤用されがちです。キーは基準の音や音階のルールを指すもので、単に音の高さを指すものではありません。例えば「さんまさんの引き笑いのキーが高い」という使い方は誤用になります。音楽プレーヤーでもキーの意味を正しく使えている人は少ない印象です。気をつけて!
●キーは曲の中での音階のルール。
●キーは、基準音(トニック)、基本の音階(スケール)、基本の和音(コード)が紐づいている。
●キーにはメジャーキー(長調)とマイナーキー(短調)があり、基本となるスケール(音階)が異なる。メジャーキーは明るい曲調のイメージ、マイナーキーは暗い曲調のイメージ。
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