2-2-4. Gmコード −Vmの使い方− (★★☆)

ここではダイアトニックコードではない、5度をルートとするマイナーコードを扱います。キーCにおけるGmコードになります。Gm(Ⅴm)は、セクション間のつなぎ部分でアクセント的に使われることが多く、隠し味的に機能しています。前後のコード運びも特徴的なので、そのパターンを紹介してみます。

Gm-C7-F (Ⅴm-Ⅰ7-Ⅳ)

前述した通りセクション間のつなぎ部分で使われることが多く、イメージとしては、「次のF(Ⅳ)に着地するための助走としてGm-C7(Ⅴm-Ⅰ)を挟む」という感じでしょうか。よって、Fがセクションの頭のコードになっていることが多いです。

ここでのC7Cでも特に問題ありませんが、セブンスにあたるラの音はGmのマイナーの音と共通になっており、かつナチュラルスケール外の音であるので、よりアクセントが強まります。

 

くだらないの中に/星野源

【YouTube】くだらないの中に/星野源

2011年リリースの星野源さんの1stシングル。出現箇所は冒頭のメロディ、0:17あたりから。キーはA♭で、

A♭ B♭m7Cm7 E♭m7 A♭7D♭M7 Cm7E♭m7 A♭7

Youtube映像のように半音下げチューニングの場合、

A Bm7C#m7 Em7 A7DM7 C#m7Em7 A7

と弾いています。

この曲では他にもⅤmを使う部分がいくつか出てきます。星野源さんの楽曲ではⅤmの出現率が高く、この曲が収録されたアルバム「エピソード」では収録曲の7,8割にⅤmが使用されているようです。テンポの遅めの曲では得に使用が多く、星野源というアーティストの特徴にもなっているように思います。

 

風が吹いている/いきものがかり

【YouTube】風が吹いている/いきものがかり

2012年リリースの24thシングル。出現箇所はサビ、0:36あたりから。キーはEで、

EG#mC#mBm E7A BG#m C#m

サビの前半と後半のつなぎ部分ですね。

 

珈琲プロムナード/田端悠

【YouTube】珈琲プロムナード/田端悠

Youtubeから自分の曲もひとつ。
出現箇所はサビ。歌詞「インスタントコーヒー」の0:53あたりから。キーはD♭1カポで、

FEmDm7  Dm7/GC  Gm7 C7
F
EmDm7  Dm7/GC…

と弾いてます。こちらもサビの前半と後半のつなぎとして、Gm-C7が出てきます。Gm7-C7を入れずに直前のCをそのまま引っ張っても問題ありませんが、ここにワンクッションのアクセントを挟むことで、次のセクションへの推進力を生みます。

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