2-3-2.ディミニッシュコード -dimの使い方- (★★☆)

ここではディミニッシュコードについて記述します。ディミニッシュコードはいろいろと勘違いを生みやすいコードですので、興味のある方はこちらの記事も是非読んでみてください。

dimコードとdim7コードは同じ?

初心の方はかえって混乱するかもなので、あまり気にせずすっ飛ばしてしまいましょう。笑

■ディミニッシュコードの構成音

まずはdimコードの構成音!Cdimを例にすると、各構成音とその度数は以下のようになります。

Cdim=(ド ♭♭)

ド=完全1度(ルート音)
=短3
=減5
♭♭(=ラ)=減7

dimは「減」の意味を持ち、「減7度」の音が構成音に含まれます。
以下、「シ♭♭」は簡易化のため「ラ」として記述します。

 

dimコードの音構成はm7♭5(マイナーセブンフラットファイブ)コードと似ています。構成音を円形モデルで比較してみます。

どちらも完全1度、短3度、減5度を含み、コードとしても代理がきくケースが多いです。

■ディミニッシュコードの転回

Cdimを例として、コード構成音を音階の円形モデルで見てみると、

、ミ、ソ♭→ラ、ラドの間隔が等しくなっていることがわかります。

ルート音以外の音が最低音となるように音構成を変えることを転回と言いますがCdimE♭dimG♭dimAdimは転回の関係にあるということになり、以下のように同じ構成音を持ちます。

Cdim=(ド ラ)
E♭dim=(ミ ラ)
G♭dim=(ソ )
Adim=(ラ )

こういった特徴を持つコードは4和音系ではdimコードだけ!構成音の異なるdimコードは下図のように3種類しかないことになります。

■コード使用例① -#Ⅴdim-

■ひまわりの約束/秦基博

【YouTube】ひまわりの約束/秦基博

出現箇所はサビ。0:56あたりから。キーはB♭で、

B♭ E♭F F#dimGmFm7 B♭7E♭…

映像では5カポで弾いているので、

F B♭C C#dimDmCm7 F7B♭…

というようなプレーになっています。

#dimdimコードの使用例でおそらく1番多く、mと進む進行のⅢに置き換えるように使われるパターンがよく現れます。

この曲を例にすると、F→F#dim→Gm の部分は、F→D7→Gm の変化系とも捉えられる、ということですね。D7コードの構成音にもF#の音は含まれていますが、F#dimの方がよりF→F#→Gというベース音の半音刻みの滑らかな流れがより際立ちます。秦基博さんの楽曲では#Vdimは比較的よく使用されているので要チェックです。

 

何気ない日々であれ/田端悠

【YouTube】何気ない日々であれ/田端悠

自分の曲から一つ。
使用箇所はサビ、1:48あたりから。キーはBm(D)で、

G69  A/GF#m7  Bm7  (Bm7/A)|Em  A#dimBm7  Am7  D7

A#dim#Vdimにあたります。F#7でも良さそうですが、A#dimの方がBm7への進行が滑らかになり、複雑で深い響きになります。

■コード使用例② -#Ⅰdim-

■Be there/大橋トリオ feat. BONNIE PINK

【YouTube】Be there/大橋トリオ feat. BONNIE PINK

使用箇所は冒頭イントロ。キーはDで、

D7D#dimEm7A7D7D#dimEm7A7(#5)|

Aメロでも同様の進行が現れます。

#dimもまた使用例①の#Vdimと同様に、ベース音を半音刻みで動かすパターンでよく使用されます。この曲だとD→D#→Eというベースの動きですね。

■転回dimコードの連続使用

プラスチックドーナツ

【YouTube】プラスチックドーナツ

自分の曲からあげてみます。使用場所は冒頭のイントロ。キーはDで、

DM7D#m7♭5Em7A7DM7D#dim F#dim AdimEm7A13 A(♭13)|DM7…

ここでのdimの使い方は、コード使用例②と同じ#dimのパターンですが、赤字箇所は、
#dim→dim→dimという、構成音が同じdimコードを3連発で使用しています。時折出現するパターンです。

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