3-2-1. C-CM7-C7 -クリシェ進行- (★★☆)

ここではクリシェ進行の一つである、C-CM7-C7という進行についてです。度数表記では、ⅠM7-7ですね。3-2の記事の繰り返しになりますが、この進行においてクリシェで動かしている音に着目すると、C(ド)→CM7(シ)→C7(シ)、となっており、これに続くコードはその流れを受けてC6A7Fのように「ラ(長6度)」の音を含むコードが並ぶケースが多いです。

実使用例としては、C-CM7-C7-A7(ⅠM7-7-7)というパターンが最もよく見られます。3-2の記事では、C-CM7-C7-C6としてクリシェの例を示していますが、実際にはC6まで落ちるパターンはそれほど現れません。

また、このコード進行パターンはこの4つにとどまらず、この後に続いて、クリシェが2,3回繰り返されるケースがよく出てきます。これはまた別記事で取り扱うことにします。

■ベースクリシェ的な使用

このコード進行の中で変化している音をベース音として使用されるケースがあります。つまりは、C-CM7-C7(ⅠM7-7)に対して、ベースをC→B→B♭(Ⅰ→♭Ⅶ)と動かすということになります。このようにベースが、Ⅰ→♭と変化する進行は、ⅠM7-7進行の類似系と呼んでも良いかもしれません。

この進行の実使用例を紹介します。

■Something/The Beatles

【YouTube】Something/The Beatles

出現箇所は冒頭のメロディ、0:05あたりから。キーはCで、以下のような進行です。

|C|CM7|C7F|D7|G|…

前述の通り、4コード目のFは長6度の音を含むコードになっています。

■LOVE LOVE LOVE/DREAMS COME TRUE

【YouTube】LOVE LOVE LOVE/DREAMS COME TRUE

出現箇所は冒頭のメロ、0:34あたりから。キーはC#で、以下のような進行です。コード簡略化のため1カポとすると、

|C CM7|C7 A7|Dm DmM7|Dm7 E7|Am…

5コード目以降、クリシェが繰り返されるパターンです。また1:26あたりから始まる同様の進行の部分を聴くと、ベースはクリシェの変化音にことがわかるかと思います。

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