ファンクやブルースなどで比較的よく見かけるナインスコード。○9や○7(9)のような形で表記されます。
各弦をルートにした押弦パターンをいくつか紹介します。
■6弦ルート①
図はA7(9)の形。
1,2弦ミュートの形。2弦を押さえられないこともないですがミュートの方がベターと感じます。低音弦に音が集まっているため、使いにくいパターンに感じるかもしれません。
■6弦ルート②
図はA7(9)の形。
コード構成音から3rdが省略されており、理屈上はA7(9)かAm7(9)かが定まらない形です。一般的なナインスコードの響きに比べるとやや異質な雰囲気に感じるかもしれませんが、多分に使い所のあるコードです。
手の大きい人であれば6弦を親指で押さえることもできる形です。
■5弦ルート①
図はD7(9)の形。
音のバランスが良く、ナインスコードの最もオーソドックスなパターン。1弦はミュートがベターです。
■5弦ルート②
図はC7(9)の形。
見ての通りに3rd省略パターンです。5弦ルートの形は①のパターンが王道なので、使うことはほぼないでしょう。
■4弦ルート①
図はG7(9)の形。
ややテクニカルなフォームの押弦パターン。
■4弦ルート②
図はF7(9)の形。
3rd省略パターンです。