ブルースはセッションなどの場でよく演奏されますが、その際、AメジャーキーやEメジャーキーが採用されることが比較的多いです。今回はその理由について順を追いながら主観で考えを述べてみたいと思います。
【参考記事】初級者向け!ブルースギターの基本バッキングパターン!
上記の記事でブルースのバッキングギターの基本について記述していますが、そこでも書いている通りに、ブルースギターは、
①スリーコード進行
②ボトムリフを弾く
が基本です。これを踏まえた上で以下の動画を見てみます。
動画では、Aメジャーキー、Eメジャーキーにおいてボトムリフを弾いていますが、このAメジャーキーやEメジャーキーではボトムリフを弾く際に開放弦を上手く利用できるというメリットがあります。ギターの4,5,6弦の開放弦の音は以下の通り。
4弦開放… D
5弦開放… A
6弦開放… E
それぞれのキーにおける以下のスリーコードにおいて、赤文字のコードのボトムリフが開放弦を使ったローコードの形で演奏できるということです。
Aメジャーキー:
Aコード、Dコード、Eコード
Eメジャーキー:
Eコード、Aコード、Bコード
以上の点から、ブルースにおいてAメジャーキーやEメジャーキーを使用しやすい流れがあったのではないかと思います。