S2722DC/DELL のレビュー!〜おすすめPCモニター〜

この記事はDTMerやそれ以外のデスクワーカーの方々におすすめのPCモニター、DELL(デル)製のS2722DCのレビューしてみます。

DTMerの方の中には、ノートPCをメインで使用している人も多くいると思いますが、ノートPCだとDTMをする際には画面サイズが不十分に感じることも多いかと思います。一方、近年PCアプリケーションの多様化やテレワークの普及が進み、公私ともに外付けのPCモニターを必要としている人も多くいることと思います。

そういった多くの人に幅広くおすすめできる商品だと思うので、そのポイントを綴ってみたいと思います。

■仕様・見た目

基本スペックは以下のようになっています。

ディスプレイタイプ:LEDバックライト付液晶モニター
画面サイズ:27インチ
パネルタイプ:IPS
解像度:WQHD 2560×1440@75 Hz
入力端子:HDMI1.4×2、USB Type-Cx1
寸法:W61.16/D17.47/H40.01
重量(スタンド除く):5.4kg
重量(包装時):9.78kg

スタンドの足元はシルバーで、クセがなく安っぽさもないため幅広く受け入れられそうなデザイン。ちなみに背面はホワイトになっています。

■付属品

付属品は以下の2点。

・電源ケーブル
・USB-Cケーブル


両端USB-typeCのケーブルが付属しているのが嬉しいです。
ちなみにスタンドは組み立て式で取り外し可能ですが割愛しています。

■モニターを選ぶポイント

モニターを選ぶポイントは用途次第ですが、DTMerや一般デスクワーカー視点だと以下が重要なポイントになりそうです。

画面サイズ

PCモニターの定番型は、
24インチ、27インチ、32インチ
といった感じでしょうか。

DTMを行う上では24インチがあればそれなりに十分。
デスクワークで複数のアプリを使用する際には、大きめの画面を必要とする人でも27インチがあればある程度対応できそうです。

32型だと個人宅のデスクに置くには少し迫力があり、モニターとの距離を確保するのが難しい場面も出てくるかもしれません。27型はバランスが良く、あらゆる状況に対応しやすいサイズかなと思います。

解像度

DTMをやる上ではそれほど解像度にこだわることはないと思いますが、一般的には24インチ×FHD(1920×1080)レベルの解像度に慣れている方が多そうです。24インチであればFHD(1920×1080)でも十分な気がしますが、それより大きい画面サイズでは少し高解像度のものを選ぶと無難です。

例えば兄弟機種のS2722QCは4K(3840×2160)となっていますが、27インチにおいてはコストパフォーマンスを考えるとWQHD(2560×1440)で十分かなと思います。

パネルの種類

本商品のパネルは、IPS×ノングレア(非光沢)

パネルの種類もいくらかタイプがあり、それぞれにメリットデメリットがあります。詳細は別途調べて欲しいところですが、IPS×ノングレアがより一般的で無難な選択ですね。

入力端子(インターフェース)

現在はHDMIがあると対応が利きやすく安心です。本商品ではそれに加えてUSB-typeCに対応しています。

DVIやVGAは過去にはよく使われていますが、近年のPCからはなくなりつつあります。Displayportは比較的新しい規格ですが、デュアルディスプレイで使用時に、ディスプレイの電源が切れるとウインドウやアイコンの位置がずれる事があり、個人的にはそれほどおすすめできないです。

向き調整機能

画面の角度や向きの調整機能としては主に以下の4つの種類があります。

ピボット機能(画面回転:横長、縦長を選択可能)
チルト機能(垂直角度調節:上下の向き調節)
スイーベル機能(水平回転:左右の向き調節)
高さ調節機能

S2722DCは上記のすべての機能を備えています。

これらは常にすべて必要ということはあまりないと思いますが、デスク周りの環境やレイアウトを考えた上で必要な調整機能が何であるかを考える必要があります。

価格

価格は時期により変動があるので詳細は割愛します。
各販売サイトの価格をご確認ください。

■その他の気になる点

電源ボタンの位置

モニターの電源やその他のボタンはすべて向かって画面の右下位置にあります。仮に置き場所の幅がギリギリの場合、側面にボタンがあると押しにくくなりますが、これも無難な位置だと思います。

■S2722DCのおすすめポイント

基本機能が合格点

IPSパネル×ノングレア、27型、解像度WQHD(2560×1440)とあって、基本機能の点で不安要素が少ない選択だと思います。解像度に関しては近くの家電量販店等で確認できることもあるので、見てみると良いかもしれません。

向き調整機能が満点

調整機能に関しては、価格を考えると短期でコロコロ買い換えるようなものでもないので、それなりにかゆいところに手の届くようなスペックは備えていてほしいところ。本商品においては4つの調整機能をすべて備えており、その点はほぼ満点と言えそうです。

USB-typeCに対応

前述の通り本商品はUSB-typeC端子でPCと接続可能です。しかもこのUSB-typeCを使用しているときはモニターの電源をPCに供給できるため、PCの電源アダプタ接続が不要になったりします。これが結構便利です。(逆に充電したくないときは不向きですが笑)

 

以上、あらゆる場面で活躍でき、長く使うことを見越した選択としては非常にバランスのいい商品だと思うので、ぜひ検討してみてください!