度数表記だと、Ⅰ-Ⅱm-Ⅲm-Ⅵmというコード進行です。
ベースが123と順に階段的に上がっていくのが特徴的な進行で、大きなインパクトはないですが、比較的穏やかで優しい印象を受けます。
定番とされるコード進行パターンに比べると使用頻度は高くないですが、それほど珍しくなく、雰囲気の良い進行なので取りあげてみました。
以下、実例を挙げて紹介してみます。
■純愛ラプソディ/竹内まりや
竹内まりやさんの1994年リリースの24thシングルの楽曲。冒頭のAメロで採用されています。
Key: Gメジャーキー
出現箇所: 0:08〜(歌詞:明るいだけが〜)
コード進行:
| G Am7 | Bm7 Em | Am7 D | G G7 |
この冒頭のあたたかな雰囲気が楽曲のイメージを強く印象づけているように感じますね。
■赤いスイートピー/松田聖子
松田聖子さんの1982年リリースの往年の名曲。こちらもまた冒頭のAメロで採用されています。
Key: Gメジャーキー
出現箇所: 冒頭から(歌詞:春色の汽車に〜)
コード進行:
| G Am7 | Bm7 Em | Am7 D | G Am7 D |
サビの締めとなるメロディではこのAメロのメロディを再利用しており、同じ進行が出てきます。ユニークな構成ですね。
■リトルフィーユ/田端悠
自分の楽曲も一つ紹介します。
この曲はサビで使用しているケースです。
Key: Gメジャーキー
出現箇所: 0:48〜(歌詞:ウソとホントを重ねて〜)
コード進行:
| GM7 | Am7 | Bm7 | Em7 | Am7 | Bm7 | CM7 C♯m7♭5 | Dadd11 |
コード進行(簡易版):
| G | Am | Bm | Em | Am | Bm | C C♯m7♭5 | D |
■ブルーベリー/田端悠
プレイングキーが同じものが続いたのでもう一つ紹介してみます。この曲はカポタストを4フレットにつけて演奏しています。
Key: Eメジャーキー
出現箇所: 0:17〜(歌詞:あの声はどこへ〜)
カポタスト:4フレット
コード進行:
| C Dm7 | Em Am7 Am7/G | F C | Dm7 Gsus4 G |