本記事では、HERCULES(ハーキュレス)のギタースタンド「GS414B PLUS」をレビューしてみます。
ギタースタンドもさまざまなモデルが販売されていますが、それらの中でも人気を博しているモデルの一つです。おすすめできる良品だと思うので、ギタースタンドをお探しの方は是非ご覧になってみてください。
■仕様・付属品
スタンドタイプ:吊り下げタイプ
対応ナット幅:28mm~52mm
高さ:95-115cm
折り畳み時サイズ: 710 x 155mm
ベース半径: 310mm
許容荷重:15kg
重量: 1.9kg
付属品:ハンガー幅調整アジャスター【注意点】
ラッカー塗装ギターを使用の場合、ギター接触部はギタークロスなどで保護のこと。
ボーナスパックの場合は、さらにヘッドホンホルダーが付属品として付いてきます。
■外装・デザイン
色はブラックをベースに、三脚の足の付け根部分がイエロー。
それほど癖がなく、どんなギターにもマッチするオーソドックスなデザインです。
ギターを掛けたときの正面がこんな感じ。
■使用感
組み立て
開封後の初期状態はこんな感じ。
(画像右下が、付属品であるハンガー幅調整アジャスター、右上はヘッドホンホルダーですが、ボーナスパックにのみ付属しています。)
組み立ては、三脚の足を開く工程と、三脚にスタンド上部をセットする工程のみで簡単です。見た目はしっかりしていますが、その割には軽くて非常に楽。
ちなみにボーナスパックにのみ付属しているヘッドホンホルダーはこんな感じ。
ギターの着脱・安定性
ギタースタンドにもいろいろなタイプがありますが、本商品は吊り下げタイプとなっており、AGS(オートグラブシステム)が採用されています。
AGS(オートグラブシステム)は、ギターあるいはベースの重量で下降し、同時にアームが上がってギターを掴むように保持します。ギターを手に取る際は、ネックを持って軽く上へ持ち上げるだけなので、自然な動作の中で着脱できます。
ギターを掛ける前↓
ギターを掛けた後↓
ギターの装着とともに、ギターの脱落を防ぐようにホールドしているのがわかると思います。ギターの着脱が簡単なものだと、ギターが倒れたり脱落したりしやすいものがありますが、このタイプは安定感もありますね。
ギターへの負担
この吊り下げタイプのスタンドは、ギターのネックの反り方向へ力がかからず、ボディエンドがあたる部分はスポンジ部材に優しくあたります。
本商品使用上の注意として「ラッカー塗装ギターを使用の場合、ギター接触部はギタークロスなどで保護のこと」とアナウンスされています。多くのギターでラッカー塗装が用いられているので、念のため保護しておくと良いですね。
サイズ対応
ネック部分
まずネック部分ですが、形状によっては掛けられないタイプのものもあるかもしれないですが、一般的なギターの形状なら問題なく使えます。スタンドのネックが引っ掛かるハンガー部分の幅を調節するアジャスターも付属品としてついており、ネックの細いギターにもある程度対応できそうですね。
ハンガー幅アジャスター装着前↓
ハンガー幅アジャスター装着後↓
ボディ部分
次はボディ部分。ボディの大きさには、高さ調節によって対応できます。(ボディの大きさというかギター本体の長さ、といったところでしょうか。)
高さ調整部は本体中央のこの部分ですね。
この部分、GHA(グリップハイトアジャスター)は、グリップを握ることで高さが調節でき、手を離すとロックピンによって位置が固定されます。わずらわしさがなく簡単で非常に良いです。
■価格
時期にもよりますが、最安値ベースでは4000〜6000円程度でしょうか。サウンドハウスでの購入がお得なケースが多いですね。
■GS414B PLUSをおすすめしたい人
GS414B PLUSをおすすめしたい人はこんな人!
・お気に入りの1本がある方
本商品は安定性と使いやすさ(ギター着脱のしやすさ)を両立していて、非常にギターとユーザーに優しい構成になっています。デスク横等に置いて、比較的頻繁にギターの着脱をされる方には非常におすすめです。
また、特に場所を大きくとるわけではないですが、とりわけコンパクトというわけではないですし、複数本を立て掛けるタイプではないので、特定の1本をよく使うという方には特に相性が良い商品だと思います。
あえてデメリットを挙げるとすると、上述したようにギターを多数持っていて、たくさんギターを立て掛けておきたい場合、本商品を複数台用意するとそれなりのスペースをとるので、不向きかもしれません。
以上、ポイントを綴ってみました。
総じて1本立て掛けのギタースタンドとしては非常におすすめできる商品だと思っています。気になった方は是非検討してみてください!