本記事では、モニターヘッドホンについて簡単に解説していきます。
リスニング用ヘッドホンとの違いや、代表的なモニターヘッドホンについても触れているので是非ご参考に!
■モニターヘッドホンとは?
モニターヘッドホンとは「検聴を目的として作られたヘッドホン」ですね。
「モニター」という言葉には「監視する」という意味があります。つまり、音の状態を監視、確認することに適したヘッドホンということですね。主に音源制作の場や、テレビ局、ラジオ局といった音声を扱う場で使用されています。
一方、リスニング用ヘッドホンなどと呼ばれるものは、その名の通りに、音楽鑑賞等を目的として作られたヘッドホンです。
リスニング用ヘッドホンは、例えば「このヘッドホンは低音が出やすい」といったように、意図的に特徴を持たせていたりと、心地よく音楽が聴けるように設計されていることもあります。
それに対してモニターヘッドホンは、逆に余計な味付けがされることなく「原音に忠実な音を出力すること」がコンセプトになっていると理解していいでしょう。
■モニターヘッドホンはどんな人に必要?
前述した通り、音源制作の場ではモニターヘッドホンが推奨されます。具体的には、レコーディング、ミキシング、マスタリングといったような作業ですね。
昨今、DTM人口が増えてきていますが、DTMerにとっては必須アイテムとも言えるでしょう。
■定番のモニターヘッドホン
モニターヘッドホンも様々なメーカーから出されていますが、ここでは定番のモデルを2機種だけ紹介します。
MDR-CD900ST (SONY社製)
モニターヘッドホンの定番モデルといえば、SONY(ソニー)社製のMDR-CD900STですね。
日本国内では圧倒的に支持されており、音楽業界はもちろん、テレビ局、ラジオ局等の放送業界でも当たり前のように使用されています。
どのモニターヘッドホンを購入しようか迷ったときには、MDR-CD900STを選択しておけばまず間違いはないでしょう。
MDR-7506 (SONY社製)
SONY(ソニー)社製のMDR-7506もモニターヘッドホンとして根強い人気があります。こちらはMDR-CD900STの兄弟機のような位置付けにあり、国外ではMDR-7506の方が支持されているようです。
個人的にはMDR-CD900STよりもMDR-7506のほうをおすすめしています。
MDR-CD900STとMDR-7506との違いはこちらにまとめてみたので、迷われている方は是非参考にしてみてください。