ブルーススケールとは?【特徴と使い方】

■ブルーススケールの構成音

一般的にブルーススケールと呼ばれているスケールが以下のようなような構成音になります。

短3度(♭3rd)、減5度(♭5th)、短7度(♭7th)の音はブルーノートと呼ばれる音で、ブルージーな雰囲気を演出するための鍵になっています。

このブルーススケールは、上手くブルース感を出すために選抜された音の集合だと理解しておくとよいと思います。

■マイナーペンタトニックとの比較

このブルーススケールは、マイナーペンタトニックスケールに♭5thを足したものになっており、マイナーブルーススケールと呼ばれることもあります。

ブルーススケール=マイナーペンタ+♭5th

主音がAのケース。

時々、Cメジャーキーの曲のソロにCマイナーペンタをあてるケースが見られますが、これは主音をCとするブルーススケールをあてている、と解釈する方が自然なように思います。

マイナーペンタの習得は、ブルースへ幅をきかせることへつなげやすいのでおすすめです。

■ブルーススケールの使用例

バーチャルモンスター/田端悠

自分の曲から紹介してみます。

出現箇所は後奏の部分です。

Key: Aメジャーキー
出現箇所: 2:53〜(後奏)

A7→D7→E7→A7というAメジャーキーのコード進行に対して、Aを基音としたブルーススケールを基盤にソロを組み立てています。

これは前述の通り、Aマイナーペンタ+♭5と同義です。主に以下の指板図に示す位置を弾いています。