ここではC-Caug-C6という進行についてです。度数表記では、Ⅰ–Ⅰaug-Ⅰ6ですね。これも実践で使われるクリシェ進行の一つになります。
こちらもクリシェで動かしている音に着目すると、C(ソ)→Caug(ソ#)→C6(ラ)、となっており、次のコードはその流れを受けてC7やGmのような「シ♭(短7度)」の音を含むコードが並ぶケースが多いです。
以下、実使用例を紹介します。
■I Need To Be In Love/The Carpenters
【YouTube】I Need To Be In Love/The Carpenters
出現箇所は歌い出しAメロ、以下のような進行です。
Key: Aメジャーキー
出現箇所: 0:29〜(歌詞:The hardest thing〜)
コード進行:
|A|Aaug|A6|G A7|D…
前述の通り、4コード目のGは短7度の音を含むコードになっています。
■不思議なピーチパイ/竹内まりや
出現箇所は冒頭のイントロ部分。歌メロ部分ではないですが紹介してみます。以下のような進行です。
Key: Dメジャーキー
出現箇所: 冒頭から
コード進行:
|D|Daug|D6|Daug|D|Bm|Em|A|…
こちらは4コード目がDaugとなっていて、音の変化が逆方向に戻ってくる形です。
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