この記事では分数コード、Ⅳ/Ⅴコードについてです。すなわち、CメジャーキーにおけるF/Gになります。スリーコードの基本的なコード進行の着地パターン、F→G→C、という進行におけるGコードがF/Gに置き換わるケースがよく現れます。
F→F/G、と進行すると、コード構成音としては(ファラド)→(ソファラド)となり、Fの構成音を残したままベース音のみを変化させるような進行になります。コード進行の中で、コード構成音を部分的に変化させる(=部分的に残す)ことで、コード間の接続がスムーズになります。
ちなみにF/Gのコードダイヤグラム図の一例が下のような感じ。
では、実際の使用例を紹介してみます。
■ブルーベリー/田端悠
出現箇所はサビです。以下のようなコード進行。
Key: Eメジャーキー
出現箇所: 1:14〜
カポタスト: 4フレット
コード進行:
|F F/G|C|F E|Am Am7/G|F E|Am7 C|F|Fm|C…
2コード目がⅣ/Ⅴにあたります。
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