打ち上げ花火の音が遅れる理由とその魅力!

■花火の音が遅れて聴こえる理由

花火の音が遅れて聴こえるのは、花火が弾けてから人の耳に届くまでに時間がかかるからですね。

空気中を伝わる音の速さは約340m/sと言われているので、花火の音がどれくらい遅れているか時間を計ることで、花火までの距離を推測することができます。

空気中の音速は、以下の式に従うと言われています。

V=331.5 + 0.61t

V:空気中の音速[m/s]
t:摂氏温度[℃]

温度で音速が変わるのは、空気の密度が変わるためです。

ちなみに上記の式は空気中を伝わる場合のものであり、例えば水中やその他の媒質では異なります。

■おまけ 〜花火の音がもたらす風情〜

花火が弾けてから音が聴こえるまでのあいだ、お客さんに花火の音を待つ余白が生まれ、期待感が増したり、

特に大きな花火の場合は、その音を待つあいだにお客さんから感嘆のため息が漏れたりして。あの感じがいい。

個人的に、花火の音が遅れて聴こえてくるのは、より風情を増していると思うんですよね。