今回はジャズやブルースでよく使用されるブルーノートと呼ばれる音が入ったスケールについて解説します。ポイントをおさえておけば、ジャズやブルースのみならず応用できます。
ギター初級者向けに簡単な使用例も載せてみたので是非ご参考に!
■ブルーノートとは?
ブルーノートと呼ばれる音は、以下の3音です。
短3度(♭3rd)
減5度(♭5th)
短7度(♭7th)
Cメジャーキーにおける、ミ♭、ソ♭、シ♭になりますね。
ブルーノートスケールは明確な定義が曖昧で人によってやや解釈が異なりますが、上記の3音を含むということがポイントになります。
一般的には「メジャースケール+ブルーノートの3音」ですが、この形は音数が10音と多く、そこからいくつか音を間引いたものをブルーノートスケールとして提唱されていることもあるようです。
初心の方はブルーノートスケールとして覚えるというよりは、
メジャースケール(あるいはメジャーペンタトニック)に加えて、ブルーノートを効かせる
という意識を持っておきましょう。ブルーノートの実践のイメージを掴みやすいと思います。
■ブルーノートの実践例
以下、ブルーノートスケールの実践例を紹介してみます。
Cメジャーペンタトニック+♭3rd
メジャーペンタ(1,2,3,5,6)を基本とし、2度と3度の間を半音刻みで動くことで♭3rdを入れています。
ブルーノートの3音の中でも♭3rdはメジャースケールとの親和性が高く、ポップミュージックの歌メロの中に入っていることも珍しくないです。
Cメジャースケール+♭3rd,♭5th,♭7th
メジャースケール(1,2,3,4,5,6,7)を基本とし、アクセント的にブルーノート(♭3rd,♭5th,♭7th)を入れています。
単なるメジャースケールでは出せないような、ブルージーなニュアンスが感じられると思います。
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